こんにちは。
今回の再現選手は、高卒2年目にして規定投球回目前まで迫った若き業師・唐川侑己選手です。
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パワナンバー:11400 61419 04705
唐川侑己(19)
成田高→千葉ロッテマリーンズ(2008-)
<再現年度:2009年> 21登板 5勝8敗 143 1/3回 115奪三振 3.64
選手について
制球力抜群で打者を欺くことに長けた技巧のプロフェッショナル。
ルーキー時から四球の少なさには定評がある一方で幾度も投球スタイルを変えていることでも有名。
今回は若手時代の唐川投手ということで高卒2年目シーズンを作成した。
若手時代の唐川投手は「右の成瀬」というべきストレートのキレと制球力・投球術を売りにした技巧派右腕。故障禍に苦しんだこともあり2桁勝利は2011年の1回にとどまったものの、2010年から3年連続で防御率2点台を記録するなど右のエースとして階段を登っていた。
しかし2013年以降は統一球の廃止に平均球速の低下が合わさり成績は低下。2015年には平均球速が136km/hまで落ち込み、防御率6点台とボロボロのシーズンに。
2016年以降はストレートのキレではなく球速を重視した原点回帰のスタイルでプチ復活。
また2019年以降はリリーフ転向に伴いカットボーラーにスタイルを再転向させた。2020年と2021年にはまさにブルペンの柱と言うべき好成績を残している。
とはいえ入団時の期待度・入団して数年の成長曲線を見ると「もう少しやれたのでは…」と思うのも事実。
残り少ない現役生活でどれだけ活躍できるか、来季以降の逆襲に期待だ。
能力について
牽制◯:デフォ。
リリース◯:ストレートとスライダーの腕の振りが一緒なことが高く評価されていた。
球持ち◯:イメージ+「ストレートの速度表示と体感速度が違う」評から。後年のデフォにはあり。
緩急◯:投球スタイルから。遅いストレートをいかに速く見せるかが生命線のタイプなのを加味。
真っスラ:当時の資料の「独特の軌道や切れを持ち合わせるストレート」という評から。動画を見てもややカット気味のリリース角度だった。
ポーカーフェイス:デフォ。
逃げ球・軽い球:擬似的な球威×。HR/9は0.69と低水準なため、軽い球で球威を下げつつ逃げ球で被弾は少なく調整したかった。
クイックF:高校時代からクイックは苦手。
ケガF:若手時代はケガが多め。
回復F:イニングは食えるが全体を通して中6日以上のゆとりローテが目立ったため。高卒2年目の肩肘のリスクも多少加味しています。
負け運:援護率3.28。規定到達していた場合はパリーグでワースト2位。またQS率71.4%なのにQS敗北が4つもあるなど勝ち星に恵まれていない。