こんにちは。
この記事は『花開くはずだったプロスペクト』の第7弾です。
こんにちは。2025年ではしばらくの間、新企画として『花開くはずだったプロスペクトたち』という企画をやっていこうと思います! 企画内容2025年現在、プロ野球ではプロスペクトという概念が一般化しています。[…]
今回の再現選手は、圧倒的な打撃センスと身体能力を誇るも内野手では大成しきれなかった梶谷隆幸選手です。
パワナンバー:11800 91272 89395
<画像ファイル>
梶谷隆幸(63)
開星高→横浜(DeNA)ベイスターズ(2007-2020)→読売ジャイアンツ(2021-2024)
<再現年度:2013年> 77試合 .346(254-88) 16本 44打点 7盗塁 OPS1.047
選手について
身体能力に優れ、トリプルスリーも期待されていたアスリート型野手。入団当初から俊足ぶりは高く評価されており、走力以外でもBIG3をはじめとした筋力面の評価も高い。
当初期待されていた内野手でこそ十分な活躍はできなかったものの、外野転向後は主力の一角として横浜DeNAを弱小球団から抜け出す原動力になった大功労者だ。
入団当初はスピードには優れていたが打撃や守備の面では荒削りさが否めなかった。入団から5年間で一軍出場はわずか24試合。
転機は2012年の中畑監督の就任。中畑監督が掲げた”機動力野球”にマッチする人材として2012年には80試合に出場。期待の有望株となった。だが走攻守すべてで課題を露呈するシーズンでもあった。
2013年前半戦も打撃こそ前年より向上したものの守備面では相変わらずの低空飛行ぶり。ボーンヘッドで二軍降格も経験し、野球人生の瀬戸際に立たされた。
しかしここから大覚醒。プルヒッティングを意識した打法に転換すると眠っていたパワーが完全開花。わずか3ヶ月のみで16本塁打を記録する大ブレイクぶりを見せた。
一方で2013年総合では守備のマイナスが大きかったこともあり、この年限りで外野にコンバートとなった。
勢いそのままに2014年は外野のレギュラーの一角をつかみ盗塁王を獲得。以後、ムラはありつつも2020年まで筒香に並ぶDeNAの野手のコアとなった。
2020年オフにFAで巨人に移籍後は度重なる故障で全盛期の実力を発揮できず2024年限りで引退。現在は野球から離れた仕事を模索中とのこと。
能力について
守備力
当時のDELTA社のコラムの中で気になるデータを見つけました。
こちらの記事によると、2013梶谷選手のUZRは525イニングで-10だったとのことでした。
守備範囲以外にも、失策割合や併殺が奪える場面での奪取割合でも平均レベルに達していなかった。
(中略)平均を下回った程度を失点換算すると、守備範囲、失策、併殺奪取、全て合わせて10点に及ぶ計算となる。これは梶谷が守った守備イニングを丸々平均レベルの選手が守ると失点が10点減った可能性があることを意味する。1シーズンをフルに出場していれば、この数字はもっと膨らんでいたかもしれなかった。引用元:https://full-count.jp/2014/12/02/post6653/
また守備範囲についても芳しくなく、RngR(守備範囲)で-5.3を喫しています。
引用元:https://full-count.jp/wp-content/uploads/2014/12/20141202_kaji1.jpg
翌年以降遊撃を守らされなかったこと、昨今の遊撃手でもUZRが低ければ容赦なく守備を落とす査定方針から今回は思い切ってFまで下げました。
これならオーペナで使っても自然と外野コンバートを検討できるような感じになっているはずです。
その他の特殊能力
プルヒッター:ライト方向に15本塁打
固め打ち:8月以降だけでマルチ安打21本
初球◯:初球打率.583(24-14)
対ストレート◯:ストレート系の球種に.381(119-45)、11本塁打
走塁B:280打席前後で三塁打4本。
盗塁F:盗塁成功率63.6%(11-7)。盗塁の才能が開花するのは翌年以降。
三振:三振率20.9%。翌年以降も三振は多いので付けました
エラー:62試合で10失策