こんにちは。
デレマス界隈をはじめとして、推しの魅力を伝えるツールとして「ダイレクトマーケティング(通称ダイマ)」があります。
魅力的なダイマは推しキャラクターの長所を多くの人に伝えられるだけでなく、作者自身も推しのことをより深く理解できるようになる神ツールです。
【参考:筆者が以前に作ったダイマ資料】
フェス限定SSR【ベル・アントルメ】のダイマ資料を作ってみました。
三村かな子の9年間の集大成のカードなので、手に入れた方が一人でも大切に使ってくれたら担当冥利に尽きます……!#3のつく日は三村かな子の日 pic.twitter.com/AG7H7zZgTY— いのせ🍰 (@Fai_ry_inose) March 3, 2021
……ですが、「ダイマを作ってみたいけど作り方がわからない」「どう伝えればいいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで当記事ではダイマを作るときの考え方・どのようなダイマ画像を作れば伝わりやすいのかについて考えていることを書こうと思います!
また、筆者はデザインの勉強をしたりポートフォリオを作っていたこともあるため、ダイマのデザイン部分についても書いていけたらなと思っています。
僕自身もまだ試行錯誤の最中であり偉そうなことを言えない立場なのは重々承知しておりますが、参考になれば幸いです……!
『伝わる』ダイマって?
では『伝わるダイマ』とはどのようなものなのでしょうか?
一緒に考えていきましょう!
ひと目見ただけで魅力が通じる
個人的にもっとも重要なポイントと感じている部分です。
なぜなら、ダイマの舞台となるTwitterは情報のスピードがあまりに速く、まず目に留まってもらうことが必要だからです。
逆にいうと、「読む」必要があるとそれだけで敬遠されるリスクを抱えているともいえます。
そのために「どれほど情報量を絞れるか」・「本当に伝えたいことは何か」を事前に考えることがポイントになってきます。
結構僕もやりがちなんですが、愛が深すぎて文字や画像を詰め込みすぎると、逆に伝わらなくなってしまうんですよね。。。
上の画像は極端な例(ダミーテキスト)ですが、文字だらけの画像だと読む気を無くす経験は皆さんにもあるはずです。
ギャップや「へえー!」と思わせるポイントを詰め込める
もう1つ重要だと考えているポイントがあって、それが人を惹き込めるダイマis最強ということです。
特にデレマスだと、正直「優しい」「いい子」というのはほぼ全てのアイドルに共通した属性なので、それを伝えるだけだと差がつかないと感じています。
そこで重要になってくるのがギャップと深掘りです。
「第一印象だと〇〇と思われているけど、実は××なんだ」と言われた時に見方が一気に変わった経験はあると思います。この経験をダイマを通して与えられれば非常に強いです。
深堀り……そう聞くと敷居が高いように感じる人もいるかもしれません。
しかし、自担界隈の共通認識が他の人から見ると新鮮な知識ということは実はかなりあります。そのため、まずは自分の「すき」を最大限に伝えてみましょう。それが結果的に深掘りになってくれます。
伝える対象を定めている
もう1つ重要な点があるとしたらこの点になると思います。つまり、「誰に伝えたいか」を決めて作るのが重要という点です。
具体例で考えてみましょう。
『つけ麺』が好きな人がいたとします。彼が推しのつけ麺店の魅力を伝えるときに、「つけ麺を全く知らない外国人」と「ラーメン通の友人」とでは伝えるアプローチが異なるはずです。
前者は”つけ麺とは何か”というところからのスタートになるはずですし、後者は”他のつけ麺店と何が違うか”を伝える方が得策になるでしょう。
このように、ターゲットを先に決めておくことで内容をさらに効果的に伝えることができます!
ここから先は「実際にダイマをどう作ればいいんだろう?」という点を書いていきます。
ダイマのつくりかた(ツール編)
これに関してはPhotoshopを持っていればそれに越したことはありません……が、無理に買う必要はないでしょう。
PCユーザーならPowerPoint・KeyNote・Googleスライド、スマホやタブレットならibisPaintあたりがあれば十分なはずです。
ダイマのつくりかた(内容編)
ここから実際に「どうやって作ればいいんだろう?」という点を見ていきましょう!
①自分の想いを書き出してみる
最初はここから始めて全然大丈夫だと思います。
具体的には、ダイマしたいものへの想いをノートやメモアプリなどを使って書き殴ってみましょう。それこそ「すき」「神」「かわいい」「イケメン」「尊い」「シコ」とかでも大丈夫です。
どんなにぼんやりしたものでも、後から理由付けしていけばいいのですから……!
ここで生まれた”気持ちの卵”は好きな気持ちの源泉なのでめっっっちゃ重要だったりします!
②想いに肉付けをしていく
①で考えた想いを肉付けして補足していきましょう。
ここでは「どこが好き?」「どうしてそう感じた?」「相手にどうしてほしい?」「いつ好きになった?」という視点を加えられるとベストです!
先程のつけ麺の例だと、「〇〇製麺のつけ麺が好き」→「先月オープンした〇〇製麺のつけ麺は、のどごしが良くてモチモチだから食べごたえ十分すぎる……みんな食べてくれ……」とするとダイマとしての密度が一気に上がってきます。
これらの肉付けした想いを数個持っておくと、ダイマの幅は一気に広がってきます!
③情報を絞る・優先順位をつける
ここまでで他の人に伝えたい内容はだいぶ煮詰まってきたはずです!……が、文の量もかなりのものになってきたはずです。
そこで最後に情報の優先順位付けをしていくことがポイントになります。
具体的にはここでもノートやメモアプリが活躍します。文章に箇条書きを使ってまとめてみたり、一番言いたいことからランキングをつけていくことで、「このダイマで何を伝えたいんだろう?」ということがさらに明確になっていきます。
最も伝えたいことをメインにしてダイマを作ることで、見やすく伝わりやすいダイマを作れる確率は一気にアップします!
ダイマのつくりかた(デザイン編)
ここまででダイマに書く内容はだいぶ絞れてきたはずです。次に重要になるポイントがデザインです。
……とはいえ、「デザイン」と聞くと敷居が高く感じる人もいるはず。そのため、誰でも意識しようと思えばできる点を中心に書いていこうと思います!
【1】文字色・大きさ・フォントを変えてみよう!
まずは文字の色・大きさ・フォントを変えるところから入ると良いです!
下に比較画像を載せてみました。右の方が初見の伝わりやすさは上がっているはずです。
個人的なポイントとしては
②雰囲気や情報に応じてゴシック体と明朝体を使い分けてみる。
③逆に本文はあまり色を使いすぎない。
④本文も遠目から見て確実に読めるくらいの大きさにする。
あたりを意識しています。
【2】行間と文字揃えは意外と重要、意識してみよう!
次のポイントは行間のスペースと文字揃えです。文の量によっては改行も選択肢に入ります。
こちらも具体例で見てみましょう。
「情報の見やすさ」という観点からは、右の方が明らかに見やすくなっているのではないでしょうか。大体のケースだと行間は1.5〜2.0にすると見やすくなるケースが多いです(上の例では1.5調整しています)。
文字揃えについては、「場合によって中央揃えと左揃えは使い分ける」と思っておけばまずは大丈夫です。ダイマ資料を作りながら考えていっても大丈夫でしょう。
【3】余白を怖がらず、スペースをうまく空けてみよう!
3つ目は余白についてです。
語りたいことが増えるほど情報を詰めてしまいたくなりますよね……わかりすぎる……。でも、あえて余白を作って文字や情報のスペースを空けることは意外と重要だったりします。
具体例を出してみます。(上の画像の白丸は仕様です。余白のスペースを計るためにつけています)
おそらく右側の画像の方が「ギシギシして読みにくい」雰囲気がなく、目に入りやすくなっているはずです。
ポイントとしては文字や画像などの情報を『箱』として考えることかなと。下図のように、箱ごとに余白を作ることを頭に入れてみることで視認性が大きくアップするはずです!
おまけ:ダイマの参考資料について
僕自身がダイマを作るときに使っている参考資料をまとめてみます。
各種wiki・大百科系サイト
主にテキスト資料を拾う際に使っています。書く内容を詰めたいときにおすすめです!
ピクシブ百科事典はアニメやマンガ、ゲームからデザイン・アートまであらゆる言葉・現象・文化・作品を解説するみんなでつくる百…
透過画像サイト
画像を作る際に透過画像があるかないかは作成の手間に大きく関わってきます。
デレマス関連だと『デレマスFAN!』様というサイトが透過画像を配布して下さっています。
デザイン資料サイト
デザインが浮かばない時に強みになるのが、「他の方が作ったダイマ」と「Pinterest」です。
他の方のダイマについては、RTで回ってきた際に保存したり、タグから検索することで多くのサンプルを得られます。
もう一方のPinterstについては、たくさんのデザインをブックマークできるサービスです。ここで気に入ったレイアウトやイメージする画像をどんどんブクマしていきましょう!
最後に
ここまで読んで下さってありがとうございます!
僕自身、ここに書いたことを全て実践できているとは言えない状況ではあります。それでもこの記事がどなたかの参考になってくれたならとても嬉しいです。
ダイマを作ることは、推しのことをより深く知れるだけでなく、「プレゼン資料の作成」「情報伝達能力」といった実生活にも使えるスキルも身につくと考えています。
あとRTといいねがもらえると嬉しいしね。
あなたもぜひ、ダイマの世界に足を踏み入れてみませんか??