【パワプロ】改訂版・私的『ドラフト再現選手』のつくりかた

こんにちは。

今年は諸般の事情で私自身はドラフト指名選手の再現選手作成ができないのですが、代わりに2020-2024年分の経験を踏まえた個人的ドラフト選手作成ノウハウを共有したいと思います。

また、選手作成ノウハウとともに指名選手全再現にチャレンジする人への指針も記載します。

これからドラフト再現選手に挑戦したい人の助けになれば幸いです。

 

事前に準備しておくべきもの

ドラフト選手作成時に必要なものは以下の3つです。

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紙ベースの査定資料

「野球太郎」「週刊ベースボール」等の紙ベースの資料はドラフト前に買っておいた方がいいです。ドラフト当日のための勉強にも使えますしね。

ただしWeb上の資料だけでも査定はできるため重要度はそこまで高くありません。なので全球団作成などにこだわらない場合は買わなくてもOKです。

セーブデータ

ドラフトで一定以上の数の選手を作成したい場合、正直な話オンスト等を駆使して即座に選手を作れるセーブデータは用意しておいた方がいいです。

能力査定に20〜30分・記事作成に30〜45分かかることを想定すると選手作成パートにかかる時間はなるべく節約したいため、ドラフト前に各ポジション/各利き腕ごとのデータを作成することを推奨します。

時間の確保

全選手作成を視野に入れる場合は時間を確保することが最重要ポイントです

1選手作成(ブログ公開)に1時間かかると仮定した場合、ドラフト全選手を作成するとなると約70時間が必要になります。ドラフトの結果発表後どれだけ早く公開できるかが正義なので、全選手作成に挑戦する人は有給休暇などを使って作業時間を確保しておくことを強く推奨します。

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査定の考え方

①オーペナで出てきても見劣りしない能力にする(意図的にやや強めに作る)

突然ですが、パワプロ好きの皆さんはオーペナを回していたら自球団デフォルトの選手より架空のドラフト選手の方が強かったという経験は一度はあるのではないでしょうか?

公式査定で登場するルーキーはプロ入りして間もないこと、既存選手より安易に強くなってはいけないことから能力を抑え気味にしている傾向があります。ですがその影響でオーペナ架空選手より弱くなるケースが出がちです。

少なくとも私はその年のドラフト1位候補の選手はオーペナドラフトの逸材レベルの能力にして問題ないと思っています。そうすることで「次シーズン作品の公式査定」と差別化を図れますし、オーペナのドラフトに入れても十分に指名対象になるはずなためです。

 

作成例:最上位評価の選手を意図的にデフォより強くしている例

パワプロ2020 再現選手 佐藤輝明選手1

②素材型(ハイシーリング)と実戦型(ハイフロア)を意識して査定する

ドラフトで指名される選手を大別すると2種類のタイプに分かれます。

 

1つ目は素質を重視されている素材型選手。ドラフト界隈ではハイシーリング(High ceiling = 天井が高い)と言われ、荒削りだが身体能力や純粋なパワーに優れたタイプが挙げられやすいです。

(例:村上宗隆、佐藤輝明、杉本裕太郎)

もう1つは実戦的な能力に優れた即戦力選手。ドラフト界隈ではハイフロア(High Floor = 床(最低保証)が高い)と言われ、球速や身体能力は高くないものの投球術やコンタクト能力、守備力に優れた選手が挙げられやすいです。

(例:奥川恭伸、東克樹、源田壮亮)

素材型選手の場合

前提として多くの素材型選手は身体能力先行型、カタログスペック先行型の選手が多いです。

野手なら走力と肩力(とパワー)を上げてミートと守備力を低めにすることが多いです。
投手なら球速とストレート系の特殊能力をつけることが多いです。(奪三振能力が高いなら変化量も)

代わりに技術系の基礎能力や特殊能力を下げてバランスを取ったりするケースが多めになります。投手なら制球関連の得能は厳し目にな理がち。

実戦型の場合

守備やミート力、制球力などに明確な長所がある場合は前評判通りにその長所を盛れば問題ないです。

難しいのが「投球術に長けたタイプ」や「身体能力は高くないがバランスよく三拍子揃っているタイプ」で、こういった選手は残した成績に応じて変化量やミートを盛ったり、場合によっては基礎能力を抑える代わりに特殊能力を増やしてバランスをとる場合もあります。

 

③学校のある県、所属リーグで実力差があることを頭に入れておく

ドラフト選手の査定、特にドラフト選手が残した成績を考慮する上では所属リーグ(都道府県)で実力差があることは理解しておくべきです。

一番わかりやすい例が大学の成績で、例えば東京六大学や東都大学リーグは全国の高校から選手が集まってきたり各大学ごとのレベルが拮抗しているため全国の大学リーグの中でもレベルが高めです。

一方で地方の大学リーグだと「特定の大学の一強環境」「所属する選手のレベルがそこまで高くない」などの事情から、額面通りに選手の成績を捉えられない部分があります(一見無双していてもそうではない等)。

 

私の中の傾向としては打率、防御率、被打率、盗塁数といった要素は環境による要因が強く反映される能力と感じています。

一方で環境に依存しないスタッツとして与四球率、K/BB(投打共通)、IsoDあたりはどの環境でも同じように考慮して問題ないと考えております。

 

例:スタッツは圧倒的だがリーグのレベル的に評価が上がらなかった例

ドラフト会議をより楽しむために。ドラフト候補情報、12球団ドラフト情報を配信しています。…

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具体的な査定方針(野手)

ミート

成績+年代カテゴリ+実戦映像+選手タイプ(寸評)。

残した成績を第一に見て、そこから環境のレベル・フォーム・巧打タイプ/強打タイプで差をつけていきます。個人的にはD以上はかなりコンタクトの評価が高くないとつけないかな…

パワー

通算HR+選手タイプ+実戦での飛距離

スラッガー候補のアマチュアにとってはパワーが最大の特徴となるため甘めにつけています。高卒でも上位指名クラスで高校通算HRや飛距離に秀でていたらCくらいまではつけることがあります。

走力・肩力

50m走のタイムと遠投距離

ここは身体能力重視で問題ないです。ただし「遠投は短めだが実戦の送球は鋭い」選手もいるため、その場合は特殊能力等で補正しましょう。

守備力・捕球

動画がある場合は動画、ない場合はテキストベースの寸評。年代別カテゴリも対象。

守備の動画があればそれを元に決めればOK。ですが大体の選手は無いため寸評の記載ベースで決定します。

また「高校生の名手」と「大学/社会人の名手」では技術レベルが異なるため、守備の記述に加えて年代別カテゴリも査定に差をつける要素としています。

具体的な査定方針(投手)

球速

MAX球速

選手の良さをそのまま表現するためにも額面通りのMAX球速を球速に設定しています。

コントロール

与四球率+動画内のコマンド。

私の場合はプロの査定でも与四球率ベースでコントロールを決めているためアマチュアでも同じ基準を使っています。

ただし「与四球率は悪くなくてもコマンドが悪い」「制球はまとまっているが四球が多い」投手は存在するため、その場合は荒れ四球で調整します。

スタミナ

年代カテゴリ+投手タイプ+平均投球回数。

高校生なら上限をD後半(最上位レベルでC)、大学・社会人レベルならCにおいておきます。そこから先発の場合は平均投球回数を加味してスタミナを上限させます。

リリーフメインの投手の場合は回またぎが多かったり先発兼任ならD、そうで無いならEのイメージ。

変化量

カテゴリ+投手タイプ+成績+ドラフト序列

変化量の目安は高卒で4-6、大学・社会人6-8くらいのイメージ。ドラフト上位(候補)になればなるほど盛るケースが多いです。稀にストレート一本槍の投手や逆に軟投派のルーキーがいた場合は適宜能力を変化させます。

また球速も決め球もあるが荒い投手の場合、変化量を強めにしつつ別の赤特でバランスを取ることもあります。

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査定資料

①野球太郎シリーズ

【知れる情報】
各カテゴリの候補選手一覧、大まかな選手の特徴、長所と短所、モックドラフトによる該当年度のドラフト選手の序列

ドラフト関連の情報を広く浅く集めるには最もおすすめの資料です。

主にドラフトにかかりそうな選手の序列を知ったり網羅的にドラフト候補の一覧を知るために有用です。

とはいえ査定に直接有用なデータ(身体能力、スタッツなど)は多くないため他の資料と併用するのが効果的。

②ドラフトレポート

【知れる情報】
最高球速、50m走のタイム、遠投、残した成績、HRの方向、1塁到達タイム、守備位置、球種

ドラフト会議をより楽しむために。ドラフト候補情報、12球団ドラフト情報を配信しています。…

選手のスペックを知る際には必須級の資料です。基礎能力の査定材料は半分以上このサイトで完結できるのではないでしょうか。
注意点として、
  • リーグのレベル差を考慮に入れること(成績を額面通りに受け取りすぎないこと)
  • 球種情報は他の資料と合わせて判断すること

が考えられます。

特に球種は媒体によって記述が微妙に異なるため、複数資料の情報を組み合わせて査定するのが吉。

③蘇龍様のドラフト候補リスト

【知れる情報】
最高球速、ドラフト選手の序列、寸評(選手の詳細な特徴)、球歴

毎年Twitterでドラフト候補者のリストを上げてくださっている方の資料です。

注目度表記の精度が高く上位候補の選手の洗い出しには最適。寸評も痒いところに手が届くような参考になる記述が多いため、査定する上での資料として大いに参考になります。

④YouTube

【知れる情報】
フォーム、球種(変化量)、ボールの捉え方、得意コース、コマンド能力
①〜③までで大体の能力は決められますが、特殊能力に関わる選手の特徴を掴むには動画資料は必須です。
打者ならコンタクト能力や得意コース・投手なら変化球のキレやリアルな制球などを知るために最適。
記事化する際に動画資料を貼れるとユーザーに選手イメージを伝えやすくなるのでオススメ。
YouTube

このチャンネルは東京六大学野球連盟(https://www.big6.gr.jp/)唯一の公認チャンネルです!今後、名…

⑤Twitter(X)検索

【知れる情報】
上記の資料では捕捉しきれない選手の情報
①〜④で足りない場合はTwitterの検索機能を使って動画やポストをサーチします。
アマチュア選手について発信しているアカウント模擬ドラフトをしているアカウントの情報は比較的信頼度が高いのでオススメ。可能ならドラフト前にそれらのアカウントはフォローしておくことでフォロー限定検索を使えるためさらに楽に検索できます。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。

ドラフト再現に最も必要なものは楽しむ気持ちです。皆さんのドラフト再現選手をお待ちしております!

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