こんにちは。
今回の再現選手は、本調子が戻れば2022年最高峰の投手とも言える2021年日本選手権の主人公・河野佳投手です。
パワナンバー:13200 11005 68552
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河野佳(かわのけい)
広陵高→大阪ガス→広島東洋カープ(ドラフト5位)
能力について
広島で似たタイプの選手:中村祐太選手・ルイス選手
他球団含めた将来像・同タイプ:小川泰弘選手(ヤクルト)・岡野祐一郎選手(中日)
抜群のゲームメイク能力を見せる、右投手では社会人屈指の先発投手。最速151km/hのストレートを誇り、常時140キロ台後半のボールを投げられる。そこにスライダー・カーブ・フォークを初めとした多彩な変化球のアンサンブルで打者を抑えていく。
9回完封できるスタミナ面・四球をほとんど出さない制球面もばっちり。クイックや守備も大きな問題は感じさせない。投球に破綻がなく安定して試合を作れるタイプ。
さらに21歳(=高卒社会人)と若いこともあり、さらに伸びる余地も残されている。そのことから2022年の前半戦はドラ1候補の筆頭とまで言われていたのだが……
高校時代は甲子園に出場し、センバツで150km/hを投じたことも。当然ながらプロ注目の選手となっていたもののプロ志望届は提出せずに社会人へ。
社会人では当初より登板機会を得ており、特に2年目シーズンが圧巻だった。先発では抜群の安定感で試合を作り、リリーフでは出力を上げて最速151km/hのストレートを披露。1つの自責点も許さないまま日本選手権を駆け抜けた。
さらに都市対抗では完封勝利を記録。ここまでは完璧であり、2021年ドラフト後の時点では誰もが認める上位候補であった。
だが2022年シーズンはその勢いに陰りが見えてしまう。球速自体はそれほど落ちていないものの被安打が急増。昨年のような圧倒的な投球ではなくランナーを出しつつなんとか抑えるシーンの方が目立つように。
また被弾癖もあり、2022年の都市対抗では3被弾を喫してそのまま敗戦投手に。ボールの勢いに圧倒的なものはない分、ボタンの掛け違いで一気に崩れる脆さを露呈してしまった。
絶頂の2年目と試練の3年目。プロ入り後に本来の調子が戻るか、はたまた迷路から抜け出せないか、見ものになりそうだ。
2022年のドラフト5位で広島から指名を受ける。
紆余曲折あったとはいえ万全ならドラ1級であり、制球面に破綻も見られない。即戦力ではないかもしれないが2〜3年後にローテに入る実力は十分にあるだろう。
能力について
ピンチB・打たれ強さB:ランナー自体は結構背負っているものの失点に結びつけていない。
リリース○:フォーム面での評価が高いため。
ノビF:本来はボールの質はいい方なのだが、今年に入って被弾や被安打が急増しているのを見ると下げざるを得なかった。去年の調子なら付けてなかったと思います
軽い球・一発:1イニング3被弾を食らったことも。真ん中に入ってしまっていた。