こんにちは。
今回の再現選手は、大怪我を経て技巧派として完全復活を果たしたシーズンの桑田真澄選手です。
パワナンバー:13100 70477 16486
桑田真澄(18)
PL学園高→読売ジャイアンツ(1986-2006)→ピッツバーグ・パイレーツ(2007)
<再現年度:2002年> 23登板 12勝6敗 158 1/3回 108奪三振 2.22
最優秀防御率
選手について
歴代でも屈指のセンスを誇る野球の達人ピッチャー。投球はもちろん打撃でも守備でも非常に高い能力を持っていた上に、制球も球威も変化球もハイセンス。
大怪我により一時期は再起不能説も囁かれたものの見事復活し、スタイルを変えつつ20年間の現役生活を全うした名投手だ。
1985年のドラフト1位で巨人に入団。2年目に早速最優秀防御率のタイトルを獲得すると、多少の浮き沈みはあったものの巨人3本柱の一角として1994年までエース級の投手であり続けた。
しかし1995年のプレイ中に右肘の靭帯を断裂。全治1年を有する大怪我であり、1996年シーズンは全休となっている。
1997年に復帰し再び先発として活躍を続けるも、怪我の後遺症により球威が低下し大事なところで打ち込まれるシーンが増えてしまう。いつしか安定感も失い、2001年頃には引退寸前の状態まで追い込まれていた。
原監督に引退慰留されて迎えた2002年は彼にとっての完全復活・そして新境地のシーズンになった。
古武術にヒントを得た新フォームで打者のタイミングを外す技術、5種類以上の球種をまんべんなく用いて打者を打ち取る投球術を披露。衰えの見える直球割合を減らし変化球で幻惑することで勝ち星を積み重ねていった。
結果的に15年ぶりの最優秀防御率を達成し、巨人の日本一に大きく貢献。
1994年のMVP時が本格派・桑田真澄の真髄とするならば、この年は技巧派・桑田真澄の真髄といえるだろう。
しかし翌年以降はストライクゾーンの(2002年と比較して)縮小やラビットボールの影響で再度低迷。結局2007年まで再浮上できずにキャリアを終えることになった。
現在は巨人の投手コーチ。
能力について
牽制○・リリース○・打球反応○・ポーカーフェイス:デフォから。
投打躍動:パワプロ村さんの記事から拝借しました。打率.300近くあるしいいよね……?
緩急○:多種多様な変化球で試合を組み立てていた点から。
クイックF:パワプロ9決デフォから。フォームの関係上クイックしにくかった可能性。
ノビF:直球の投球割合が約25%。当時の資料にも球威の衰えが指摘されていた。
逃げ球・軽い球:前後年には被弾がかなり多くなっている。2002年の好調は球威の弱さを技術で補っている雰囲気に感じたため。