こんにちは。
今回の再現選手は、初の2桁勝利を果たし覚醒の足がかりとなったシーズンの内海哲也投手です。
パワナンバー:13700 22004 88057
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内海哲也(26)
敦賀気比高→東京ガス→読売ジャイアンツ(2004-2018)→埼玉西武ライオンズ(2019-2022)
<再現年度:2006年>31登板 12勝13敗 194回 179奪三振 2.78
選手について
投球術とコンビネーションをフル活用した投球で試合を支配した、2000年代〜2010年代を代表する巨人の左腕エース。投球以外に牽制技術やクイックにも優れ、総合力が極めて高い投手。
さらに人格者としても知られ、投手キャプテンとして投手陣の垣根を取り払ったり、後輩の面倒見が良いことでも有名。
登板前から、登板後まで、愛される人柄が伝わってきた。西武・内海哲也投手(39)が3日の巨人戦(東京ドーム)で今季初登板を…
一方で、いわゆる全盛期にあたる2011-2012年頃はバランス型で技巧寄りの投手の印象も強いが、2006-2008くらいまではイニング数とほぼ同程度の三振を取る本格派投手としての面も強かった。
高校時代から超高校生級左腕として名を馳せていた。実際に奪三振率14を超える成績を残していたとも言われるほどで当然プロ注目の的に。
しかし祖父が巨人の選手だったこともあり巨人入りを熱望。オリックスからの1位指名を拒否して社会人へ進んだ。
社会人でも一定の成績を残し評価を下げなかったことで、2003年に自由獲得枠で読売ジャイアンツに入団した。
1年目・2年目はプロの壁にぶち当たり思うような成績を上げられず。それでも当時の堀内監督のお陰で辛抱強く起用されていた。
今回の再現年度である2006年はまさに”飛躍”のシーズン。開幕当初こそ中継ぎスタートだったものの、高橋尚成投手の故障により巡ってきたチャンスを掴むとその後は好投を続ける。
代名詞となるスラーブを習得したのもこの年と言われている。それまではカーブ主体だったものの、スラーブのお陰でカウント球や投球バリエーションの増加につながった。
結果として初の2桁勝利である12勝をマーク。この年以降、長年不在だった「左のエース」としての地位を確固たるものにしていくのであった。
能力について
球種:この頃はまだ縦のカーブも一定割合投げていた(11〜12%ほど)。
クイックB:代名詞。
ケガB:巨人在籍時はほとんど故障離脱していない。
尻上がり:6完投、8イニング以上投げた試合はいずれも2失点以下とロングゲームに強かった。
奪三振:2006要素。この頃の本格派要素を取り入れたかった。(奪三振率8.30なので付けてはいけないレベルではないと判断)
牽制○:相当上手い。
対左F:対右被打率.205(473-97) 対左被打率.269(245-66)
スロースターター:全イニングのうち初回が最も失点が多かった。69失点のうち20回が初回。
調子極端:調子良い日はいいのだが7失点炎上・9失点炎上などたまに爆発が目立ったため+完成しきってない要素。
緩急○:2008以降なら付けてた。この頃は個人的にはコンビネーション投手よりボールのキレで押してたイメージもあるので無しかな、、、