こんにちは。パワプロ2020での再現選手としては2人目の投稿です。
今回はレッズなどで活躍した「HRか三振か四球か。愛すべき左の長距離砲」アダム・ダン選手です。
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アダム・ダン(32)
レッズ(2001-2008)-ダイヤモンドバックス(2008)-ナショナルズ(2009-2010)-ホワイトソックス(2011-2014)-アスレチックス(2014)
2012年 .204(539-110) 41本 96打点 222三振 OPS.800
選手について
「スラッガー」というものは得てしてHR数の多さと四球の多さと引き換えに三振数が増えてしまうのは宿命と言えるだろう。
そんなスラッガー像を極限まで濃縮させた打者が今回紹介するアダム・ダン選手だ。
2001年のメジャーデビュー以来、14年連続2ケタ本塁打・5年連続40本塁打などメジャーリーグ屈指のホームラン打者として名を馳せていたダン選手。
しかし彼の特徴はHR数だけではなく三振数にもあった。
初めて規定打席に到達した2002年の段階で三振率(以下K%と表記)が25.1%もあった。これはスラッガーであることを考慮しても非常に高い水準である。
2004年には195三振を喫し、当時のメジャー新記録を更新。他にも「シーズン三振試合数」「マルチ三振数」など、三振絡みの記録をいくつも保持していた。
守備走塁も良くなく、基本的には打つだけの選手。そのタイプの割に非常に独特な成績を残していることから、MLBだけでなく日本の野球ファンからも徐々に認知されることになっていく。
それでも2010年までは毎年OPS.900前後を記録する好打者であり、攻撃指標では毎年安定して高いプラスを叩き出せる選手だった。
また、2010年まではDH制のないチームに所属していたため守備指標のマイナスが攻撃のプラスを打ち消す状況が続いていたが、DH制のあるホワイトソックス移籍により打撃に専念できると期待された。
だがその期待は裏切られる。2011年は極度の不振に陥り、なんと打率.159にまで落ち込んでしまう。
同時に安打数+凡打数より三振数+四球数の方が多いという離れ業を記録し、さらにネタ扱いされてしまう。
今回査定した2012年はダン選手にとって復活のシーズンであり、日本のファンにとって最も「アダム・ダンらしい成績」のシーズン。
前年度の不振から一転、HRを量産しシーズン終盤までHRダービーを引っ張る存在に。結果キャリア2位の41HRを放ち、復活を印象付けることに成功した。
しかしその一方で三振も量産。
なんと222三振、K%=34.2%という成績を残してしまい、ア・リーグの歴代最多三振記録を更新してしまう。
2012シーズンも前年に引き続き(三振数+四球数)>(安打数+凡打数)という結果となり、国内外で話題になった。
彼の通算三振数は2,379個で歴代3位。これはマニー・ラミレスやアレックス・ロドリゲスをも上回る数字だ。しかし同時に通算HR数の462本は歴代37位であり、彼がメジャー屈指のスラッガーだったことを示すには十分すぎる数字となっている。
[ad]能力について
今回はキャリアハイではなく、アダム・ダン選手らしさの追求のために2012年を査定年度としました。ミートEのダン選手だと「らしくない」じゃないですか…?
パワー:MLB補正で高めにしました。キャリア全体のHR数をみてもSにしていいかなと。
プルヒッター:詳しいHR数は不明だが、Pull%(引っ張り打球の割合)が毎年50%近くあるため。動画資料でも引っ張りのHRが多い。
初球〇:初球時&1ボール時打率.345(84-29)
ダメ押し:イメージ。「2アウトの得点圏」での打率が.130と高くなく、勝負所に弱いのでは?という推測も込み。
ケガしにくさB・回復B:キャリア通して、レギュラーだった年は欠場がほとんどない。
盗塁C:通算要素。鈍足として知られる割にはキャリア通算の盗塁成功率が.715ある。
扇風機:200三振オーバー。らしさの表現には必須。
エラー:外野でも一塁でも失策数がかなり多め。
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