こんにちは。
今回の再現選手は、悲しみから立ち直りドラフト解禁年に凄まじい活躍を見せつけた大型スラッガー・甲斐生海選手です。
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甲斐生海(かいいくみ)
九州国際大付→東北福祉大→福岡ソフトバンクホークス(ドラフト3位)
選手について
ソフトバンクで似たタイプの選手:??
他球団含めた将来像・同タイプ:T-岡田選手(オリックス)
打ち出したら誰にも止められない、圧倒的飛距離と対応力を併せ持った左のスラッガー。柳田選手を彷彿とさせるフルスイングから放たれる打球は大学生としては規格外の飛距離を出す。
引っ張り方向へのHRはもちろんのこと、低めの変化球を拾ってセンター前に弾き返すバッティングや外角をレフトスタンドに入れるバッティングも見せる。長打と巧打がマッチした打撃は大学生の中でもかなり上位だろう。
ドラフト前の実績が乏しかった(≒4年に急成長した)ため知名度こそ低かったもののポテンシャルでは十分上位クラス。プロ入り後の伸びの面でも楽しみな選手だ。
高校時代は主将として3年春の九州制覇に貢献。甲子園こそ届かなかったものの当時から抜群の長打力を見せていた。
大学時代も1年から出番を獲得し1年秋には初本塁打を記録。これからの飛躍が期待されていた。
しかし彼に悲劇と試練が訪れる。大1で父を病気で亡くし、祖父母も同じ年に亡くしていたのだ。彼は精神的にショックを受け、試合出場はおろか練習すらままならない状態となってしまう。
そのまま2年ほどが経過したものの、4年生でチームメイトや家族の支えもあり練習に復帰。2年間のブランクを埋めるべく猛烈な練習とビルドアップに励んだ。
すると復帰前よりも長打力・ミート力共に成長。4年春に初めてレギュラーに抜擢され2HRを放っている。
「プロ入りできなければ野球を辞める」という強い覚悟を持って臨んだ4年秋は、打率.405・3HR・OPS1.200台という凄まじい活躍。ポテンシャルに数字が追いついてきたことでプロクラスの評価を得た。
課題は守備走塁か。50m6秒6と足に強みがない上に大学では一塁での出場がメイン。打撃特化型の選手であるため打撃が通用しないと出る場所がないタイプといえる。
それでも長打力は一級品。最終学年で一気に伸びた選手であることからプロでも成長曲線を望めるはずだ。
2022年のドラフト3位でソフトバンクに入団。
まとまりより最大値を重視する、いかにもソフトバンクらしい指名。ポテンシャルは柳田クラスの選手なのでプロの球にいかに早くアジャストできるかが鍵になるだろう。
能力について
ちょっと強くなりすぎたかも…?
固め打ち・マルチ弾:4年秋の公式戦で1試合二発を放っている。他の試合でもマルチヒット多。
初球○:最終年は四球・三振ともに少ない。
対変化球○:柔らかさ要素。低めの変化球を拾える。
併殺:足の遅いスラッガーの宿命。
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