【パワプロ2020】1997佐久本昌広(ダイエー) パワナンバー【再現選手】

こんにちは。

今回の再現選手は、1990年代後半にダイエーのリリーフエースとしてブルペンを支え、現在はソフトバンクの1軍投手コーチを務める佐久本昌広投手です。

 

パワプロ2020 再現選手 佐久本昌広選手_1997年版

パワナンバー:11100 80032 61618

佐久本昌広(37)

久留米工大付属高校→大和銀行→福岡ダイエーホークス(1996−2002)→阪神タイガース(2003−2005)→横浜ベイスターズ(2006-2007)

<再現年度:1997年> 49登板 8勝5敗3S 59 2/3回 46奪三振 2.26

選手について

勢いのある速球とマウンド度胸が売りの左腕リリーバー。ルーキーイヤーこそ期待を裏切ったものの2年目の1997年に才能を開花させた投手。

持ち味は140キロ台前半ながらもキレ味の良さを感じさせる直球と、鋭く曲がるスライダー。これらをどんどん投げ込み打者をきりきり舞いにさせていく。

社会人を経て、即戦力として1995年にダイエーに入団。当時のダイエー投手陣は先発も中継ぎも足りない状況だったため1年目からのフル回転を期待されたものの、ルーキーイヤーは24試合登板・防御率4.97という平凡な数字に終わった。

雪辱を胸に抱いて臨んだ1997シーズンは一気に飛躍するシーズンになる。この年に入団した抑えの岡本克道投手と共に、試合の中盤〜終盤の勝負所での左の切り札として活躍。ボールのキレ味も増し、防御率2点台前半・8勝を挙げる活躍。特にイチローキラーとして11打数1安打に抑えるなど、要所で手痛い一撃を食らわない投球を見せた。

余談だが、この年のオフにTBS系の人気スポーツ番組『筋肉番付』の「ストラックアウト」で9枚抜きを記録し完全制覇を果たしていることでも一部で有名。

しかし翌年以降は再び低迷。元々圧倒的な球速・変化球を持っていなかったため球のキレ味が唯一にして最大の持ち味だったのだが、先発転向が仇になって持ち味のキレが失われてしまう。

被安打が激増し、四死球も減らない。さらに奪三振も減少し……とまさに負のループ。翌1998年からは毎年ローテ候補として期待されたものの勝ち星から遠くなっていく。1999年のダイエー初優勝の年も、開幕ローテ入りこそ果たしたものの不振ですぐに2軍落ちし、3勝6敗に終わってしまう。その後も不振は続き、2003年からは阪神へ。

だが……当時の阪神はダイエーをも上回る左腕王国であり、先発中継ぎともに一定水準以上の力を持った投手が揃っていた。

その一方で佐久本投手本人は、被安打も四死球も決して一軍リリーフ水準とは言えない状態。結果、数少ないチャンスを生かせず二軍暮らしが長引き、2005年に戦力外になってしまう。

トライアウトを経て移籍した横浜では、1年目に21試合に登板を果たし僅かながら復活の兆しを見せる。しかし翌年の2007年は開幕から結果が出ずに1軍登板なしに終わり、現役引退となった。

現ソフトバンク監督の工藤公康選手とは現役時代からともに自主トレをする間柄。低迷期から常勝軍団に向かう過渡期の段階で、工藤投手から帝王学を学んだ左投手の一人だった。

そのような関係もあり、工藤選手がソフトバンクホークス監督に就任した2014年から古巣ソフトバンクの三軍投手コーチに就任。5年間のファームコーチ時代には、入来コーチや倉野コーチとともに若手投手陣の育成に着手。若い投手陣を次々に一軍に送り込み、2020年には一軍投手コーチに昇格した。

初の一軍コーチとして、質・量ともに優秀な投手陣をどう扱っていくのか。手腕が注目されるシーズンだ。

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能力について

実質この年しか一軍で「活躍した」と明確に言い切れるシーズンがないので、成績の割には能力は辛めです。オーペナだと2点台前半は出ないと思います。

逃げ球:約60イニングで被本塁打ゼロ。この年の活躍の原動力。

回またぎ○:イニング数>登板数。当時の資料にも「右投手を挟んで複数イニング投げられるのが売り」という記述あり。

対強打者○:対イチロー.091(11-1)、対ローズ.000(9-0)と左の強打者を抑えている。基礎能力の割に成績を良くさせる意味でも。

ノビC:直球のキレ味のよさ

対ピンチF:非得点圏被打率.202、得点圏被打率.313

四球:与四球率4.52(敬遠除く)。敬遠抜きでも3.62と決して良いとは言えない数値。

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