【パワプロ2020】2000五十嵐章人(オリックス) パワナンバー【再現選手】

こんにちは。

今回の再現選手は、増田大輝選手の前に「野手登録ながら投手としてマウンドに上がった」経験をもつユーティリティ選手・五十嵐章人選手です。

パワプロ2020 再現選手 五十嵐章人選手(野手能力)

 

パワプロ2020 再現選手 五十嵐章人選手(投手能力)

 

パワプロ2020 再現選手 五十嵐章人選手(野手能力)

パワナンバー:11400 90421 17776

五十嵐章人(29)

前橋商業高校→日本石油→千葉ロッテマリーンズ(1991〜1997)→オリックス・ブルーウェーブ(1998 – 2001)→近鉄バファローズ(2002〜2003)

<再現年度:2000年> 

(野手)112試合 .239(180-43) 4本 26打点 OPS.694

(投手)1登板 0勝0敗 1回 防御率0.00

選手について

ある年は外野手として、ある年は二塁手として、またある年は三塁手として準レギュラーに。内外野を幅広く守れ、そのすべてで一定以上の守備力を持ち合わせている超万能型ユーティリティ選手。かと言って守備の人止まりなわけでもなく、右投手に強い打撃が売りの巧打者でもある。

彼を最も有名にさせている記録と言えば、全打順HRかつ全ポジションでの出場を両方果たしている唯一の選手ということだろう。特に全打順HRについては、達成者の中で通算HR数が最小の28本しかない。その中で記録を達成したことは勲章であり、彼の万能ぶりと勝負強さを裏付けるには最高のエピソードだろう。

1991年にドラフト3位でロッテに入団。入団当初は強肩堅守が武器の外野手としての入団だった。その後1993年に身体能力の高さを見込まれて遊撃手に転向、翌年には二塁手にも挑戦し、1994年の出場試合数は二塁手で60試合・遊撃手で45試合と完全に内野メインの起用になっていく。

また、1995年に一軍捕手3人が相次いで故障や途中退場に見舞われた際には、代役として捕手出場も果たしている。本人は中学以来の捕手経験だったとのことだが1イニングを破綻なく守り切った。

当時から…いや現在においても、「内野手が身体能力を生かして外野手に転向」して出場機会を増やした例はいくらでも存在するが、「外野手が身体能力を生かして内野手に転向」して出場機会を増やした例はほとんどない。このことが五十嵐選手の身体能力・野球センスの高さを証明していると言えるだろう。

だが、ユーティリティぶりを発揮しつつもロッテではあと一歩レギュラーには届いていない。

当時の内野陣には愛甲猛選手・初芝清選手・堀幸一選手・南渕時高選手など攻守で安定した実力を持った選手がおり、その内野陣に割り込むにはあと一歩決め手が足りない状態が続いたためだ。特に足を引っ張っていたのが左投手相手の弱さで、毎年対右打率より5分以上も悪い状態が続いていたこともネックに。

ともかくロッテ時代に投手以外の8ポジションを制覇。残すは投手だけになった。

オリックス移籍後も貴重なバイプレイヤー・右投手時の先発要員として活躍。新天地では主に三塁手を務め、決して選手層の厚くない内野陣を支えた。当時のオリックス三塁事情はかなり層が薄かったためスタメン起用も増えている。

そして2000年の6月3日。先日の増田大輝選手の時と同じように、試合途中で圧倒的大差が生まれオリックスが敗戦濃厚になる。その時仰木マジックが炸裂した。8回裏に投手としてマウンドに上がると、そのまま1イニングを無失点に抑えてしまう。これによりプロ野球史上2人目の全ポジション出場達成を果たした。

野手登録の選手が投手として登板したのは、パ・リーグでは五十嵐選手が最後。(大谷翔平選手は投手登録) また、NPB全体でも2020年8月6日に巨人の増田大輝選手が登板するまでは最新の記録だった。

一方で打撃も比較的好調。左打者への弱さこそ払拭できなかったものの、自己最多の4本塁打を記録。四球も30を数え、出塁能力を表す指標の『IsoD』では.100超えという一流選手クラスの成績を叩き出した。

なお、翌年にはプロ初(かつ唯一)の4番スタメンを果たし、その試合でHRを放っている。

2001年もそれなりの活躍は見せたが、世代交代の波に飲み込まれたことや、当時のオリックスの縮小経営方針のあおりを受け近鉄にトレードに。しかし当時の近鉄内野陣は吉岡・水口・中村紀と遊撃以外はレギュラーが固定されており、さらに前田・阿部真など守備名人の控えも充実している環境。その中に割って入るほどの実力は残っていなかった。

2002年〜2003年の2年間で出場機会は29試合に留まり、2003年限りで現役を引退。

なお近鉄在籍時の2002年には、今まで唯一HRを打てていない打順であった8番打者としてHRを放った。これで全打順でのHRも達成した。

 

現役引退後は独立リーグでコーチをしていた時期もあったが、現在(2020年8月)ではエイジェック野球部のシニアマネージャーをしつつ、スポーツ部門の統括部長をしているとのこと。

決して派手な選手ではないものの、90年代のパ・リーグを支えた名脇役選手と言っても過言ではないだろう。

 

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能力について

野手編

チャンスA:得点圏打率.327(通算打率比:+.088)。得点圏打数と非得点圏打率は不明だが、推定される非得点圏打率との差が.100を超えそうなのでAで。あと後述の対左GがあるならチャンスAにした方が面白くないですか…?

対左G:対左打率.130。96年・97年・99年も毎年対左打率が対右打率を.050〜.100ほど下回っている。

キャッチャーG:さすがに捕手出場が通算で2試合しかないので

盗塁E:この年は0-1。通算でも盗塁刺の方が多い。

ケガC:100試合以上出場でケガしていない。通算でもケガでキャリアに響いたという資料をあまり見かけなかったことから。

バント○:9犠打+選手イメージ。

意外性:オリックス移籍後も少ないスタメン機会・HR数の中で効率的に全打席HRを打っていることから。

投手編

実際に登板した時の記録は映像も資料も残っていないため、能力はほとんど想像です。ご了承ください。

球速:肩C後半〜B前半の増田選手が138km/hなので、肩C前半ならこんなもんかなと。投手経験も多くないみたいですし

緊急登板○:文字通り。

打たれ強さC:いきなり出てきて平然と抑えた強メンタルの表現。

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