こんにちは。
今回は、現ロサンゼルス・ドジャース監督であり、沖縄出身のため日本出身者初のMLB監督としても知られている外野手のデーブ・ロバーツ選手です。
パワナンバー:11300 51075 39456
<画像ファイル>
デーブ・ロバーツ(31)
クリーブランド・インディアンス(1999〜2001)→ロサンゼルス・ドジャース(2002〜2004途)→ボストン・レッドソックス(2004途)→サンディエゴ・パドレス(2005〜2006)→サンフランシスコ・ジャイアンツ (2007〜2008)
<再現成績:2004年> .254(319-64) 4本 38打点 38盗塁 OPS.716
選手について
MLBでも屈指の俊足と走塁技術を武器に次の塁を奪うことに優れたスプリンター。通算打率やホームラン数は多くはないものの、ここ一番で相手バッテリーに与えるプレッシャーは相当なもの。
また日本にゆかりのあるメジャーリーガーとしても有名。幼少期を沖縄で過ごした「日本出身」メジャーリーガーであることや、かつて年始に開催された『プロスポーツマンNo. 1決定戦』に出場したことでも知られる。
今回の再現年度である2004年はスタメン数・打席数こそキャリアハイではないものの、盗塁成功率92.7%と極めて高い数字を残している。また、後述のビックプレーを決めたことで球史に名を残す年になった。
元々身体能力の高い選手ではあったものの、大学からのプロ入りな上にライバルも多く、メジャーデビューは27歳とやや遅め。
それでも、2002年に30歳にしてレギュラーの座を掴むと、以後毎年40前後の盗塁を決める快足選手として活躍。また成功率も高く、例年8割前後の盗塁成功率を保った。
しかし長打力と対左投手相手の成績にやや難があり、「いい選手ではあるが一流にはあと半歩足りない」状態が続いていた。
今回の査定年度である2004年は、開幕からドジャースのレギュラーとして順調に盗塁を積み重ねていたが、7月末にレッドソックスに移籍。
悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げて『バンビーノの呪い』を解くため、試合終盤で自慢の俊足を生かす役回りとして白羽の矢が立った形だ。
その後レッドソックスはワイルドカードによってポストシーズンに進出。宿敵ヤンキースとのチャンピオンシップシリーズを迎えた。
しかしレッドソックスは0勝3敗と窮地に。第4戦も1点ビハインドのまま9回を迎え、マウンド上には守護神のリベラ投手が上がる。誰もがレッドソックスの敗退を予感していた。
そんな絶体絶命の危機を救ったのがデーブ・ロバーツ選手の『The Steal』(邦訳・盗塁の中の盗塁)だ。(下動画参照)
9回裏に代走で起用され、誰がどう見ても盗塁するとわかっている場面で、ロバーツ選手は最大級の警戒を受けながらも盗塁に成功した。
ここからレッドソックスは同点に追いつき延長戦でオルティス選手のサヨナラHRで勝利。首の皮1枚繋がった状態から息を吹き返すと、勢いそのままに4連勝でワールドシリーズに進出。
ワールドシリーズでもレッドソックスは4連勝を決め世界一に輝く。その要因には、ロバーツ選手の奇跡の盗塁もあるだろう。彼も間違いなくバンビーノの呪いを解くことに貢献した1人と言えるだろう。
その後もパドレスやジャイアンツで活躍を続け、2009年限りで現役引退。その後はパドレスでコーチを勤めたのち、2016年からドジャースの監督に就任。
レギュラーシーズンでは高い安定感を見せつけ5年間で3度のワールドシリーズ進出を果たした反面、継投策に疑問を抱くファンも多く、評価はかなり分かれているようだ。
[ad]能力について
守備力:センターでUZRマイナスになっているので、走力を考えると控えめにしました。
盗塁A:盗塁成功率92.7%。電光石火つけても良かったかも……?
走塁A:7三塁打、翌年と翌々年には2桁三塁打を記録している。ランニングホームランも数回打っている。走塁のValueは7.0
流し打ち:pull率(46.4%)的には不要だが、打撃フォームが流し打ちの得意なフォームに見えた+動画資料では流し打ち方向のヒットが多かったので付けました
ヘッスラ:上手い
かく乱:「塁に出ると相手投手の能力をダウンさせる」って効果、合いすぎじゃない??
対左F:対右.270(263-71) 対左.179(56-10)
送球E:守備指標のArmsでは毎年マイナス値なので