こんにちは。
パワプロ2020も発売されて1ヶ月近くが経ち、多くの方がプレイしているのを目にするようになりました。
その中で、栄冠ナイン・サクセス等の攻略記事は充実してきていますが、ペナントの攻略記事はまだ少ないように感じました。
そこで今回はペナント攻略系の記事を書いてみることにしました。今作から始めた方にもそうでない人にも参考になれば幸いです。
今回はペナントのドラフトで取るべき選手について考察してみた記事です!
ペナントのドラフトをやる上で意識しているポイントは3つあります。
1つめは、出来る限り高校卒の選手から優先的に指名していくこと。
2つめは、野手を重点的に上位指名すること。
3つめは、投手を取るときは球種・変化量を重視したスカウティングを行うこと。
この3つとなります。以下で詳しく理由を説明していきます!
①高卒中心ドラフトにする
まず最初に意識していることは高校生を中心に取ることです。理由は2つあります。
1つ目は、高校生を取って育てた方が大学・社会人より育成年数と勤続年数を長くできるため。2つめは高校・大学・社会人とで出てくる選手のレベルに差が出にくいためです。(特に中位〜下位指名レベルにおいて)
成長期と衰退期について
育成年数と勤続年数の話をする前に、まずは「成長期」「衰退期」の話をします。この理論が高卒主義の前提になるからです。
パワプロのペナントでは選手が5つのタイプに分かれており、それぞれ成長タイミングが異なって設定されています。
【超早熟】成長期:18歳〜23歳、微衰退期:24歳〜26歳、衰退期:27歳〜
【早熟】成長期:18歳〜25歳、微衰退期:26歳〜28歳、衰退期:29歳〜
【普通】微成長期:18歳〜22歳、成長期:23〜30歳、微衰退期:31歳〜33歳、衰退期:34歳
【晩成】微成長期:18歳〜27歳、成長期:28歳〜35歳、微衰退期:36歳〜38歳、衰退期:39歳〜
【超晩成】微成長期:18歳〜31歳、成長期:32歳〜39歳、微衰退期:40歳〜42歳、衰退期:43歳〜
しすてりおん様『パワプロ雑記帳』より引用。一部表記方法を変更しています。
http://sisterion2.hatenadiary.jp/entry/2017/05/01/000000
ここから、高校・大学・社会人の各カテゴリごとでの成長パターンを見ていきましょう。比較的出やすい早熟・普通・晩成を対象にしました。※社卒は大卒社会人の24歳を想定しています。
②高卒で普通……微成長期4年・成長期7年(衰退期までの猶予16年)
③高卒で晩成……微成長期9年・成長期7年(衰退期までの猶予21年)
④大卒で早熟……成長期4年(衰退期までの猶予7年)
⑤大卒で普通……微成長期1年・成長期7年(衰退期までの猶予12年)
⑥大卒で晩成……微成長期5年・成長期7年(衰退期までの猶予17年)
⑦社卒で早熟……成長期2年(衰退期までの猶予5年)
⑧社卒で普通……成長期5年(衰退期までの猶予10年)
⑨社卒で晩成……微成長期3年・成長期7年(衰退期までの猶予15年)
上の表を見るとわかるように、高卒の選手は能力の衰えまでに時間がかかることが見て取れます。
※2021/1/17追記 アプデによって成長期が短くなった可能性があるようです。そのため上記の年数が変更になっている可能性もあります。
また、高卒の普通や晩成には、大卒や社会人には少ない”微成長期”があるのも特徴です。
この期間に特殊能力練習や新球種練習、コンバートを行うことで成長期に活躍しやすい選手を作ることができます。
パワプロのペナントは特殊能力や球種の影響がとても大きいため、微成長期の使い方次第で大化けさせることも可能です。
以上のように、本格的な成長期に入る前に「活躍のための基盤」を作れるといった点で高卒が有利になります。
②野手優先のドラフトにする
現実のドラフトでは、ほとんどの場合で「目玉選手」「ドラ1候補」と騒がれるのは投手が中心です。そのため野手中心ドラフトと聞くと違和感を感じる人もいるかもしれません。しかし、パワプロ2020のペナントにおいては野手を重視した方が結果的にいい選手をより抱え込みやすくなります。
なぜなら野手で主力になり得る好素材は上位でないと取れないのに対し、投手で主力になり得る選手は下位でも比較的確保できるためです。
以下で具体例を挙げてみます。
高校生右腕(ドラフト5位)
【入団時の能力】138km/h コントロールE スタミナF Hスライダー1 チェンジアップ1 シンカー2
【全盛期の能力】146km/h コントロールA スタミナC Hスライダー2 チェンジアップ4 シンカー7
【通算成績】839登板 70勝 232HP 250S 2.70 ※殿堂入り
【入団時の能力】146km/h コントロールC スタミナF SFF2 シンキングツーシーム2
【全盛期の能力】149km/h コントロールS スタミナD スローカーブ4 SFF4 シンキングツーシーム2
【通算成績】1398登板 81勝 532S 487HP 1.98 ※殿堂入り
【入団時の能力】145km/h コントロールE スタミナE Hスライダー1 Vスライダー3
【全盛期の能力】146km/h コントロールB スタミナC Hスライダー2 Vスライダー5 シュート2
【通算成績】394登板 32勝 30S 87HP 3.63
上記の選手はいずれも中継ぎや抑えでチームの中心として活躍している選手ですが、3人ともドラフトでは4位〜5位の下位指名に相当する選手です。※1
ですが、適切な育成・選手特性アイテムの使用(および海外留学)によってチームの主力として活躍させることができています。
また、上記の3選手を見るとわかるのですが、パワプロのペナントにおいて投手は「コントロールC」「3球種持ち」など下位でも大化けしうる能力の選手が残っていることが多いです。
逆に野手は、大体4位以降に残っている選手となると「1つの能力以外は低い」「平均的に微妙な水準」の、大化けしにくい選手が残る傾向にあります。
裏を返すと野手は好成績を残せる選手ほど順当に上位で取られていく傾向が強いです。
そのため、高能力の選手が早期に消えやすい野手を優先し、掘り出し物が埋まっている下位で投手を取りに行くのがパワプロペナントでは強いと感じています。
③球種・変化量を優先して見る
3つ目の理由は「変化量を見る」ということです。
理由としては、オーペナをする上で総変化量の大きさと球種の多さが成績の良し悪しを分ける重要なポイントになるためです。また、選手特性アイテムが導入されている現行のペナントでは比較的簡単に球速・コントロール・スタミナは上昇させることができるためです。
過去にパワプロのペナントと成績との相関関係を検証していた方たちは、軒並み変化量が最も好成績を残すのに重要と言われています。球速・コントロールはその次という結果を発表しています。
また数年オーペナを回してみると、チームのエースや守護神になる投手は3球種・総変化量10以上の選手が多くなっていきます。
一方、現行の「選手特性アイテム」は、条件さえ満たせば大幅な基礎能力アップが期待できるものになっています。
選手によっては「コントロール+12」「スタミナ+10」「球速+4」クラスの強力な特性アイテムも出てきます。
しかし、仕様上「変化量アップ」の特性アイテムは出てきません。
そのため変化量のみは全て自力で上げる必要が出てきます。それでいてペナントの成績には最も重要な能力です。
しかし、選手タイプによっては総変化量が上がりにくい・球種を3つ以上持てない選手が出てきます。それが速球派・軟投派・技巧派・本格派の種別です。
速球派の投手の場合、変化球練習の効果が低い上に、選手によっては球種の上限が2に定められています。この場合、3球種が欲しくなっても新球種取得の項目が出てきません。
一方、軟投派の投手を引ければ、変化球練習で効率よく変化量を伸ばせます。またドラフトの段階で3球種を持った選手も出てきます。課題となる基礎能力の低さも成長期に伸ばせば問題はありません。
この軟投派の選手を見極めるためにも「総変化量」「球種の多さ」は特に注目すべきポイントになります。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
……とは言っても、「じゃあどんな能力の選手を取ればいいの?」という声が上がってくると思います。
そのために今後の記事で、実際のドラフトで各順位ごとに取りたい選手をまとめた記事を書く予定です!
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